好き語りフロー

打ち切りになったけど好きだった漫画「てのひらの熱を」

どうも好き語りフローです!

今回は漫画紹介のブログです。

 

僕は現在週刊少年ジャンプ週刊少年マガジンの本誌を7,8年ほど追い続けています。その中で、マガジンで連載されていて好きだったけど惜しくも連載打ち切りになった作品を紹介します。

 

てのひらの熱を

です!!

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コミックスは3巻で終わりました。全部初版で買いました。笑

この漫画は空手マンガです。あらすじは、ざっくりいうと空手初心者の主人公慎也が全日本小学生大会6連覇した天才匠と出会い空手の楽しさにのめりこむ話です。

これは面白い!売れる!

と当時の僕は衝撃を受けたのですが、あまりブームになることはありませんでした。残念です。。

 

連載自体は終わってしまいましたが、せっかくなので紹介してみます。

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1.「てのひらの熱を」で好きなところ

 邪道なジャンルで王道スポコン

 サッカーや野球のような人気スポーツではなく、空手を使った漫画でありジャンルは邪道です。しかし、話の内容は完全に王道スポコンです。マガジン連載作品ですがジャンプの作品のような要素もありました。

 

効果的な見開きページ

 てのひらの熱をはとにかく一枚絵がかっこいいです。普段の優しいタッチの絵が、試合中のここぞという場面で劇画タッチの絵になります。影の入れ方が最高です。何か似ているなと思ったら初期のハイキューの絵にそっくりなんです。僕もハイキューがめっちゃ好きなのでこの漫画に惹かれたところもあるかと思います。ハイキューが好きという人は絶対はまります。

 

平和

登場人物に性格悪い人が出てきません。とにかく平和です。

ハラハラして読むようなことは全くないです。癒されます。

敵キャラでさえ悪人がいないです。みんな純粋に空手が好きな人って感じです。

 

言葉のセンス

作者北野詠一さんのワードセンスが抜群です。短い簡単な言葉なのに刺さるものがありました。

特に好きなのは8話で主人公がコートに初めて入った時のシーンです。

主人公がコートに入った時緊張で頭が真っ白になり手の汗を拭おうとします。それをチームメイトが止めた時のナレーションがかっこいいです。

「空手に必要なのは地面と体 あとはこの拳を握るだけ この熱を一滴もこぼさないように」

ここが「てのひらの熱を」のタイトルにつながっているんですかね。

 

2.「てのひらの熱を」が打ち切りになった原因を考えてみた

 今度は逆にここまでの売れる要素がありながら打ち切りになった原因を考えてみます。

 

マガジンの読者層とマッチしなかった

マガジンは「ダイヤのエース」「DAYS」「はじめの一歩」「あひるの空」など多くのスポーツ漫画が連載されており、空手というジャンルと相まってなかなか票を獲得できなかったのだと思います。

 

魅力的な敵キャラを登場させるのが遅かった

人気になるスポーツ漫画は同じ地区に強い敵キャラ(ライバル)が登場するのがお決まりのパターンです。この作品は初心者の主人公が成長する過程をなるべくリアルに描こうとしておりそれがこの作品の魅力でもあるのですが、敵キャラの登場を阻害した感は否めないです。

 

 

試し読み

このように打ち切りになった要素も挙げましたが、僕はこの漫画が好きです。

少しでも多くの人に見てほしいです。

 

現在公式で試し読みできるのは作者北野さん曰く

一話なら無料で読めるそうです。

 

一話だけではこの漫画の良さを伝えきれない気もしますが、ぜひどうぞ!

ではまた!

 好き語りフロー